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パリ旅行の記録 前編

はじめに

こんにちは。秋山翠花です。

この記事では、2024年10月2日-8日のパリ旅行を振り返ります。

……とはいえ、もう1ヶ月嘘で、4ヶ月! も経ってしまったので、色々忘れているところもあるかもしれません。旅行終了直後の気持ちについては、10月9日のブログ記事「足の痛みについて」を読んでね。

そもそも……どうして旅行を?

いくら私がフランスに住んでいるといっても、何の理由もなくパリに行くわけはなく…… そう、今回は、しーちゃん (国際単位系; @Units_SI) が凱旋門賞 (Wikipedia) を取材するというので、その通訳・ガイドとして、1週間同行することになったのです。

で、この取材は何のためかというと…… そう、みなさんご存じ、ウマ娘情報誌『カゲフミ!』の第二弾です。(『カゲフミ!』第一弾は BOOTH で好評販売中! らしいので、ぜひ買ってね。) 同人誌のためにフランスまで来るか!? 普通…… すごいよね。

というわけで、今回はパリ旅行とはいえ、観光ではなく、競馬の取材がメインという感じに。そういうのも、たまには (?) いいよね。問題は、これが私にとってもしーちゃんにとっても、初めてのパリだったということなんだけど……

そう、私、フランスに住んでいるくせに、パリに行ったことがなかったんですよね。今いる街に着いたときも、シャルル・ド・ゴール空港から直接 TGV (高速鉄道) に乗って、パリを通らずに来てしまったし。え? シャルル・ド・ゴール空港はパリじゃないのかって? まあ、近くはあるけど…… 成田を東京と言うのと同じ雰囲気を感じるよね。パリ市内まで、電車で40分かかるロケーションだし……

ところが、今回の旅行、どう考えてもパリ2回目以降の人間のそれなんですよね。1回目はもっとメジャーな観光地に行こうよ~! という気持ちがあります。なので、この記事を読んでパリ旅行の参考にしようかな🎶と思っている方は、たぶん思いとどまったほうがいいです……

まあ、そんな話は置いておいて、旅行の記録をつけていきましょうね……

0日目 (10月1日) 深夜、または1日目早朝

はい、眠れていませんでした。翌日は早起きしなくちゃいけないのに!

なんで眠れなかったんでしょうね。楽しみだったから? なんか修学旅行前日の子どもみたいでかわいい……かもしれない。いや、眠らなきゃいけないんですけど!

まあ、国際単位系は既に日本を出発していて、飛行機のツイートとか、ベトナム (経由地) のツイートがたくさん流れてきていたので、それを目にしたせいで期待が高まりすぎて、眠れなかったのだろうと思います。きっと。

眠れないときにSCPを読むな! 怖くなって眠れなくなるぞ! 本当に……

1日目 (10月2日)

空港へ!

起床と同時に真理を悟るな……!

はい、そういうわけで、4時起きです。即売会?

というのも、シャルル・ド・ゴール空港行きのTGVが6時発だったので……

今回、しーちゃんの飛行機が7時頃に到着することになっていたので、私もできるだけ早く着きたくて…… で、ほぼ始発の TGV で、一路シャルル・ド・ゴール空港へ向かうことになりました。(空港に TGV が乗り入れているの、嬉しいですね。成田新幹線構想!?)

TGV に自由席はないし、ダイナミック・プライシングで直前購入は高くつくので、絶対に乗り遅れたくない! ということで、余裕をもって2時間前起床という感じに。助けて~

この時期、日本は最高気温が30度? とかになっていたらしいですが (本当に10月?)、フランスはしっかり秋という感じで、かなり寒かったです。しかも早朝だし。まだ真っ暗だし。ニット帽とネックウォーマーを付けていても、かなり厳しい…… 小雨も降っていて、ふええ……となっていました。

車両にラッピングされた、TGVのロゴ

さあ、乗っていくわよ! 

今回乗った TGV は、シャルル・ド・ゴール空港経由、ブリュッセル行きです。ヨーロッパは、国境を越える電車がたくさん走っていて良いよね。ベルギー以外にも、イギリスとか、ドイツとか、スイスとか。まあ、寝過ごしたら大変なことになっちゃうけど……

車内の様子。机の上に、1Lのフルーツジュース。

今回は、ちょっと奮発して1等車に。その、私がお金持ちというわけではなくて、ダイナミック・プライシングのおかげで、2等車に+2€するだけで1等車が使えるって言うから…… で、1等車ですが、2等車より広くてよかったです。静かだし、特別感あるし…… +2€で乗れるんだったら、迷わず乗っちゃうわね。まあ、こんな価格設定になることは、もう無いのだろうけれど……

車内で朝食。ブリオッシュとコーヒー。

Le Bar (サロンカー) の様子

さて、この日は出発前にクロワッサンをひとつ食べてきていたのですが、流石にお腹が空いてきたので、TGV の Le Bar (立ち食いのサロンカー) で朝ごはんにすることに。ブリオッシュとコーヒーのセットを頼みました。外は真っ暗だったので、車窓を見ながら朝食……というわけには行かなかったのですが、それでもやっぱり、揺れる車内でごはん……というのはロマンがあって。日本の新幹線にもあればいいのにね。採算が取れないんだろうね……

お金の話をすると、このセットが4.4€ (私は割引券を使ったので、3.8€) だったので、だいぶ割高だなあという印象を受けました。まあ、街中のカフェだったら、同じ値段になってしまうかしら…… とはいえ、やはり高いです。ロマンを買っているわけですね。

しーちゃんと再会!

シャルル・ド・ゴール空港の駅名標

着きました! 朝8時です。

しーちゃんが出てくるはずの到着ゲートへ向かいます……

しーちゃんのスーツケースの写真。シャーロットエースさんのステッカーつき

なんとか合流できました~! えへへ。嬉しい。

このスーツケースも、旅するシャーロットエースさんのステッカーが貼ってあって、かわいいです。

さて、いざパリへ……と思いきや、空港からパリへのアクセスを担う RER B線が、運転を見合わせていました。駅周辺は、とんでもない混雑。仕方がないので、空港の中をふらふら……

シャルル・ド・ゴール空港には、各ターミナルを結ぶ新交通システム「CDGVAL」があり、これに乗ってターミナルを移動しながら、時間をつぶしていました。

(写真を撮り忘れてしまったのですが) 第1ターミナルの建築がいちばん面白かったと思います。なんか、SFに出てきそうな感じで……!

そうこうしているうちに、B線の運行も再開したので、駅へ向かいました。いちいち切符を買うのは面倒だし割高なので、1週間使えるフリーパス「Navigo Semaine」を買うことに。私は、交通局のアプリ「Bonjour RATP」で切符を買ったのですが、しーちゃんのスマホは iOS のバージョンが古すぎたようで、買えず…… 観光客でごった返す有人窓口で、物理版の Navigo を買うことになりました。

さすがに、外国人観光客がたくさん集まる空港だけあって、切符売り場は長蛇の列。だいぶ待ちました……

さて、やっとの思いで Navigo を購入したわけですが、Navigo Semaine (その他の Navigo もそうだと思うけど……) を使うには、顔写真が必要らしいのです。空港の証明写真機で、写真をパチリ。(スマートフォン版だと、自撮りを登録するだけで使えるのですが……) この証明写真を待っている間に、日本人旅行者の方と出会って、びっくりしました。この方は、1ヶ月ほどヨーロッパに滞在し、パリやドイツなど、色々な国を周る予定とのこと。やはり、スマホ版の Navigo が使えず、切符売り場に並んだものの、よく分からず退散……という感じになったらしく…… (案内が不親切すぎる!) これからパリへ行くみなさまは、ぜひスマホ版の Navigo のご準備を……

さて、写真を撮り終え、改札を通り、いざホームへ。(※フランスの鉄道は、改札がないことが多いのですが、パリなどの大都市では、日本と同じく改札が設置されています。)

さて、RER B線ですが、特に空港からパリまでの区間は、治安が悪いと評判です。スリやら、殴り合いの喧嘩やら…… で、こうしたトラブルを避けるためには、快速 (空港からパリまで、ほぼ無停車) を使うと良い、という話があり、私たちも快速に乗車。日本と違って、「快速」や「各停」といった表示はないので、電光掲示板で停車駅を見て、狙った電車を探すことになります。

RER B線の路線図の一部

RATP のウェブサイト (https://www.ratp.fr/en/plans-lignes/rer/b) より引用。

いちばん左の Aéroport Ch. de Gaulle 2 - TGV が、私たちのいるところ。Gare du Nord が、今回の目的地、パリ北駅です。先ほど言及した快速列車は、空港と、Aulnay-sous-Bois駅、それから、パリ北駅に停車します。

まあ、じっさい各駅停車に乗ったことはないので、どのくらい「治安が悪い」のかはよくわかりませんけどね。乗ってみたら、案外たいしたことないのかも。どうなんだ……?

パリへ!

パリ北駅、B線を降りたホーム

パリ北駅、地上ホーム

同じく、パリ北駅地上ホーム

B線に乗ること40分、パリ北駅に着きました! すごく大きいです!

パリ北駅には、RER B線のほか、パリの北側にある Hauts-de-France 地域圏のTER (地域内の鉄道サービス)、そして、フランスとイギリスを結ぶユーロスターが乗り入れています。駅の中に出入国審査エリアがあって、すごすぎる! ユーロスターも、いつか乗ってみたいです。

さて、そろそろお昼ということで、ひとまずホテルに荷物を置いてくることに。私たちがこれから泊まるホテルは、パリ市の外周にある「ibis budget Paris Porte de Montmartre」です。値段と立地のバランスをみて選びました。

まあ、なんというか、典型的な安ホテルです。アメニティはほとんどないし、トイレとシャワーには鍵がないし、トイレからは不思議な匂いがするし、部屋の鍵は閉めにくいし…… でも、まあ、パリでこの値段なら……という気持ち。

ホテルの部屋

部屋の写真です。ツインルームを頼んだはずなのですが、部屋に入ったときにはベッドがくっついていて、「予約ミスか……?」と青くなってしまいました。まあ、別にダブルベッドでも構わなくはあるのだけれど…… 一応、このベッドは移動できるようになっていたので、ちょっとだけ隙間を空けて、よりツインルームらしく (?)。このベッド、ベッドメイキングのたびにくっつけられてしまうので、毎晩移動させなければいけなくて、ちょっと大変でした。

さて、パリでの第一食は…… 

ハンバーガー

ハンバーガーです! ホテルの近くのハンバーガー屋さんで、ポテトと飲み物付きで5€でした。フランス、特にパリの物価を考えると、かなり安いと思います。おいしかった。

腹ごしらえも済んだところで、観光……というか取材へ。1日目の目的地は、エッフェル塔と、シャンゼリゼ通りです!

ホテルから少し歩いて、RER C線へ。エッフェル塔の最寄り駅、「Champ de Mars Tour Eiffel」へ向かいます。

Champ de Mars Tour Eiffel 駅の案内看板

エッフェル塔の周りは、大きな公園のようになっているのですが (しーちゃんは、「上野公園みたい」と言っていました)、露天で怪しいお土産を売る人たちや、”Do you speak English?” と声をかけてくる人たち (応じると、お金を要求されます) がいて、だいぶ怖かったです。観光地の洗礼を受けました……

エッフェル塔!

におわせ開始。

エッフェル塔は、中層までは階段とエレベーターが付いていて、どちらで上るか選べるようになっています (階段のほうがちょっと安い)。私たちはお金がなかったので、階段を選びました。エレベーターも、2層式の斜行エレベーターで、かなり興味はあったのですが、階段も面白そうだったし……

エッフェル塔の階段

さて、エッフェル塔の階段、途中で体力切れになったらどうしよう! と思っていたのですが、登ってみると案外大したことはありませんでした。後でパリ在住の先輩に聞いたところによれば、「日本の神社仏閣に慣れていれば、怖くない」とのこと。まあ、そうかも……

どちらかと言うと、高さのほうが怖かったです。下を見ると、手すりの隙間から地面が見えるので…… 日本の神社仏閣は、何だかんだ言って山登りと一緒で、下を見て怖くなる……というのはないのだけれど、エッフェル塔は。何もないところを階段で登っていくわけですから。

さて、中層まで登りきりました! このあたりまで来ると、携帯の電波も入りにくく……

中層には、カフェやレストラン、お土産屋さんなどがあり、栄えていました。床が透明で、下が見えるところがあって、私はびくびくしていました。しーちゃんが何度も脅かしてきて、怖かったです。泣くぞ!

エッフェル塔の中層まで、綱渡りしてきた人がいたらしい

エッフェル塔の中層まで、綱渡りしてきた人がいたらしい…… (とてもじゃないけど、怖くてできない!)

中層からの景色

中層からの景色! きれい。左側に凱旋門が見えます。

中層から頂上までは、エレベーターで移動。

頂上から!

頂上のようす! こんなに高いのに、ガラスとかではなくて、金網だけで仕切られていたので、けっこう怖かったです。あと、風が強かった…… でも、景色は本当によかったです。

エッフェル塔のエレベーターの機械

エッフェル塔のエレベーター見て…… この大きな滑車がぐるぐる回って、エレベーターを動かしているわけですね。エスカレーターとかもそうですけど、機械部分が見えてるのってロマンがあって良いと思います。いい話。

芝生でくつろぐ、カモ

エッフェル塔から下りて、足元の公園「Champs de mars」を散策。しーちゃんは、ここの写真を「カゲフミ!」の表紙にしたかったらしいのですが、ちょうどオリンピック・パラリンピックの設備を撤去しているところで、公園の大部分は閉鎖されていました。残念。

この Champs de mars 以外にも、例えばコンコルド広場など、色々なところでオリンピック関係の工事をしていて、ちょっと残念でした。まあ、今しか見られないパリ、といえばそうなのだけれど……

エッフェル塔、セーヌ川から

この後、セーヌ川沿いを歩いて、凱旋門へ向かいました。セーヌ川って、近くから見ると本当に汚いのだけれど、絵になるのは間違いなくて、エッフェル塔と一緒に撮った写真も、どれも素敵に仕上がっていました。やっぱり、良いわねえ……

凱旋門

凱旋門です! 今日は外から眺めるだけ。

さて、夕食の場所を決めて、地下鉄で向かおうとしたら……

はい。改札を通れませんでした

だってさあ! (言い訳) 初めて見たタイプの改札だったんだもの……

改札にスマホをタッチして、自分で棒 (?) を押して通る、という改札だったのですが、自分で押さなければいけないのに気づかず、改札が開くのを待ってしまい、敗北…… 仕組みに気づいたときにはもう手遅れで、改札を通れなくなってしまいました。(一度きりの切符ではなく、フリーパスだったのですが…… たぶん、同じ駅から連続で入場できない、というような制限があったのだと思います。)

私の窮状に気づき、いったん改札を出て助けに来てくれたしーちゃんも、同じ制限に引っかかって、改札を通れなくなってしまいました。大泣きしながら、駅員さんに助けを求めに行くと……

通行証

通行証を出してくれました。まあ、普通は手に入らない切符を見ることができて、よかった……のか? いや、ふつう改札を通れないわけないんですけど。

さて、夕食の場所として選んだのは……

Bouillon Chartier の外観

Bouillon Chartier です!

料理の写真1

料理の写真2

デザートの写真

とっても美味しかった~!

実は、こういうちゃんとした場所で外食するの、フランスに来てから初めてで……

私って貧乏性というかケチなので、普段は自炊でパスタを作るか、学食で1食3.3€のご飯を食べるかしかしていなくて……という話をしーちゃんにしたら、目を丸くされてしまいました。

久しぶりにちゃんとしたお店で食事ができて、しかもとっても美味しくて、嬉しかったです。

ところで、日本で飲み物を頼むときの単位は ml のことが多いですが、フランスでは cl (1cl=10ml) が使われています。なので……

いや、本当は私が止めるべきだったんですけど…… 最初からいきなりボトルを2本も頼むから、やっぱり酒豪は違うなあと感心してしまって、まさか cl を見落としていると思わなくて…… すみません。

結局、しーちゃんがするりと飲んでしまって、すごかったです。私はグラスに2-3杯くらいしか飲まなかったな……

帰り際に、しーちゃんがレストランにスマホを忘れて取りに戻ったのですが、いつの間にかウェイターさんと仲良くなっていて、「また来週も来いよ!」なんて言われていたのが、すごいなあと思いました。さすが、人たらし……

2日目 (10月3日)

起きました!

今日の朝ごはんは、ホテルの朝食バイキングです。9€。

ホテルの朝食

なんか、ちょっと、しょぼいかも……

思ったより品目が少ないなあ……という気持ちに。まあ、安ホテルだし、仕方ないですね。朝食付きのプランにしなくてよかった……と思いました。

さて、この日は、近所のコインランドリーで洗濯をしました。ホテルには洗濯機がなかったので、歩いて5分くらいのところまで。

私、普段は (旅行中も、ふだんの生活でも) クレジットカードを使っているのですが、このコインランドリーは現金しか受け付けていなかったので、手元の現金で支払いました。問題は、高額紙幣しかなかったことで……

まあ、そりゃあ怒られるわよね……

さて、洗濯も終わったところで、出発。今日は、パリの自転車レンタルサービス “vélib” を使って、ロンシャン競馬場の偵察と、パリ市内の取材をします。

ロンシャンは、ホテルから自転車で30分くらいのところでした。フランスに来てから、自転車を使ったことがなかったので、日本との交通ルールの違いにあたふたしつつ、なんとか目的地へ……

ロンシャン競馬場

ロンシャン!

出走ゲート

出走ゲート (たぶん予備) も間近で見られて、よかったです。しーちゃんに、色々な出走ゲートのタイプについて、解説してもらいました。競馬にゲートがあることは、競馬中継などを観て知っていたものの、様々な種類があるということまでは気づかなかったです……

ここで、トラブル発生。vélib には、自転車にロックをかけてくれる機能があるのですが、それが解除できなくなってしまったのです。しかたがないので、最寄りのステーションまで押して歩きました。ロックが掛かる、といっても、タイヤが動かなくなるわけではなくて、ハンドルが操作できなくなるだけだったので、まだ助かりましたが……

ロックされている画面

さて、お昼どきになったので、近くの街のベーグル屋さんでお昼ごはん。

ベーグル

とっても美味しかったです。お店の壁に、創業者一族の家系図 (大嘘) が貼ってあって、嬉しかった。(昔ふうの写真にベーグルが合成してあるような感じ)

腹ごしらえも済んだので、移動開始! 途中で乗った電車の照明が素敵でした。これ、駅に近づくと明るくなる、とか、色が変わる、とか、かなり手の込んだ仕様になっています。ロマンチックで良いと思う…… (ふたりイルミデートなのかも)

La défense まで乗った電車の照明。色が変わる。

さて、どこに向かうのかというと……

凱旋門です!

初日は外から眺めるだけだった凱旋門ですが、今日はちゃんと登ります……!

凱旋門と入場券

凱旋門内部の階段

凱旋門の脚 (?) の中、実は階段が通っていて、いちばん上まで出られるようになっています。この螺旋階段、すごく綺麗じゃないですか……?

凱旋門の上から、La défense 方面。La défense の新凱旋門が見える

凱旋門の上からの景色です! これは西側、La défense (オフィス街) 方面の写真です。若干右寄りに、何やら四角い枠みたいな構造物が見えるの、分かりますか……?  これ、「新凱旋門 (grande arche)」と呼ばれている建物です。画像検索してもらえば分かるのですが、何やらのっぺりとした「枠」って感じ。おもしろい。いつか行ってみたいです。

凱旋門の上から、エッフェル塔方面

エッフェル塔も見えるよ!

カフェさんのキーホルダーに、パリを見せているしーちゃん

不審者さんもいました。

このあと、自転車でシャンゼリゼ通りを下って、撮影スポット探し。しーちゃんが交差点ごとに写真を撮っていて、すごかったです。シャンゼリゼ通りから凱旋門を望む写真を、『カゲフミ!』に使いたいらしい……?

芝生の上で寝転がって撮った写真。遠景にはアンヴァリッドが見える

しーちゃんに引き回されて疲れたので、コンコルド広場とアンヴァリッドの間の芝生の上で、寝転がって休憩しました。気持ちよかったです……

アンヴァリッドの裏

アンヴァリッドの敷地は、フランス軍関連の博物館が入っています。できれば訪問したかったのですが、もう閉館した後でした……泣

サン・ラザール駅。商業施設になっている

サン・ラザール駅の案内板。RERとメトロの地下ホームを指し示している

ホテルへの帰り道、サン・ラザール駅に寄りました。サン・ラザール駅は、パリのターミナル駅の一つで、ノルマンディー (フランス西部の半島) 方面の電車が出ています。私、実は鉄道おたくなので、ターミナル駅を見ると嬉しくなってしまうんですよね。サン・ラザール駅も、とんでもなく大きな駅で、よかったです…… 27番線まであるらしい。

晩ごはん

今日の晩ごはんは、スーパーで買ったサラダとレトルト食品です。私はケバブライスを、しーちゃんは豆・野菜・ソーセージの煮物を食べました。ホテルに電子レンジがあってよかった…… (混んでたけど) たぶん、日本人旅行者の中でいちばん安い夕食を食べていたと思います、この日は。安い上に美味しかったので、よかった。

私たちが泊まった部屋に行くには、ロビーからエレベーターに乗るか、階段を使うかすればいいのですが (階段の構造も面白かったです。二重らせん (らせんじゃないけど) みたいな構造というか……)、この階段、ロビーからだと入口のドアの開け方が分かりにくいのです。私はてっきり、鍵がかかっているのだとばかり思って諦めかけたのですが、後ろから来たしーちゃんは軽々と開けていて、泣いてしまいました。

反撃しちゃうぞ! しーちゃんは、夕飯に使った紙皿の包装を開けるのに苦労していました。まあ、しーちゃんが苦労したということは、私も開けられなかったということなんでしょうけど……

さて、今日はこのあたりで。おやすみなさい~

3日目 (10月4日)

朝ごはん。クロワッサンとパン・オ・ショコラ

今日の朝ごはんは、昨日スーパーで買ってきた、クロワッサンとパン・オ・ショコラです。プラスチックのパックに、4対ずつ入っています。5€くらいだったかしら。おいしかった。

ホテルから最寄り駅までの道で見つけたものです。野生化したフランスパンがあるのすごすぎる。

今日は、シャンゼリゼ通りから始まり、セーヌ川方面へ。『カゲフミ!』用のロケハンをします。

まあ、こういうアクシデントもありましたけど…… (許しません!)

セーヌ川から、オルセー美術館を望む

セーヌ川から、オルセー美術館を望みます。この美術館は、もともと駅舎だった建物を改修して使っているらしい…… いつか行ってみたいです。(とんでもなく混んでいるんですよね……)

セーヌ川を通る貨物船

めちゃくちゃ薄い (?) 貨物船が通っていて、びっくりしちゃった。セーヌ川、今でも水運があるんだなあって……

ノートルダム大聖堂に来ました! 火災にあった大聖堂も再建が進み、12月には修復が完了するそうです。私たちが行ったときには、まだ工事中でしたが、外観はほとんど完成していて、周りから見られるようになっていました。(正面には、観覧・撮影用のひな壇みたいなものもありました……)

ひな壇から見た大聖堂。工事用の仕切りで囲まれている

さて、今日のもうひとつの予定、それは……

サン・クルー駅

サン・クルー競馬場に行くこと!

サン・クルー競馬場は、パリの南西郊外にあり、凱旋門賞の開かれるロンシャン競馬場からも近いです。サン・クルー大賞が開催される競馬場としても有名、らしい。

今日は、ちょうどここで競馬が開催されるということで、観戦と偵察 (取材!) に行ってきました。

サン・クルー駅からの景色。ブローニュの森をはさんで、エッフェル塔が見える

サン・クルー駅からの景色です。エッフェル塔がよく見えます。

競馬場最寄りのバス停「Champs de Courses」

駅から競馬場までは、バスで移動します。

競馬場に来た!

人生で初めての競馬場です。人生初の競馬場がフランスなの、なんか変だ……

凱旋門賞ウィークということで、スーツを着た (凱旋門賞には、ドレスコードがあるので!) 日本人観光客も多かったです。とはいえ、そこまで混み合っているわけではなく、のどかな雰囲気でした。

お昼ごはん。白身魚のフライ、ポテトフライ、サラダ、パン、ケーキ、コーヒー

まずは、腹ごしらえをね……

前菜・主菜・デザートを選ぶシステムで、これにパンとコーヒーが付いて14€。美味しかったです。

競馬場の写真

競馬を、観ます!

サン・クルー競馬場のいちばんの利点 (?) は、レースを終えたお馬さんが帰っていくのを、間近で眺めることができること! です。

目の前を走っていく馬の写真

賭けたよ!

初めて勝った馬券

フランスの馬券の最小単位、2€で賭けていきます。(お金がないので……)

さて、戦果 (?) ですが、8€賭けて7€くらい返ってきました。まあ、そんなもんですよね…… 勝てただけでも嬉しい話です!

競馬場から移動しようとしているとき、日本人のグループを見て、しーちゃんが変な声を出したので、振り向いてみると……

なんと、武豊騎手が……!

ツーショット撮ってもらっちゃいました。ありがとうございます……

ルーブル近くの池にいた鴨。人を恐れない

さて、まだちょっと時間があるので、ルーブル美術館に向かうことにしました。夕方なので、空いているかなあと思ったのですが……

ルーブルの入口。人が多い!!!

長蛇の列! 人が多すぎて、携帯の電波が通じなくなる始末。ちゃんと事前に予約しないと無理ですね…… 今日は流石に諦めることにしました。

全面が鏡で覆われた建物

道で見かけた変な建物見て……

今日の晩ご飯は、学食に挑戦! 各国の大学寮が集まっている、Cité internationale universitaire de Paris に行きました。思ったより混んでました……!

晩ごはんのメニュー

美味しいね……

学食の建物

学食の建物がこれなの、すごすぎる! これはフランス……というか、ヨーロッパあるあるなのですが、古い建物の中身を改装して、そのまま使う傾向がありますね。駅とか大学とか、場合によってはアパートなんかも……

さて、帰るぞ!

取材旅行も3日目終盤ということで、流石のしーちゃんも、疲れがたまっていたみたいです。すやすや……

後編はこちら

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