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合同新歓・コミアカ24 参加レポート

はじめに

こんにちは。秋山翠花です。
この記事は、2024年8月11, 12日に行われた「コミックマーケット104」の参加レポートの前編です。 2024年4月15日の「同人創作系サークル合同新歓」、5月18, 19日のコミアカ24の参加レポートです! コミケの参加レポートは近日公開します!!!
長くなりそうですが、がんばって読んでください。

前回までのあらすじ

……とは言うものの。アフターレポート書きをさぼっていたので、最後に記録をつけた即売会は、4月末の超ボーマス55で…… もっとこまめにアフターレポートを書いていくべきだ! 泣

そういうわけで、超ボーマス55以降の (ちょっとずれるけど……) 即売会を、軽く振り返っていきましょう。

同人創作系サークル合同新歓 (4/15)

4月15日 (ボーマス55の2週間前)、私はコミックアカデミー実行委員会の新歓担当として、「同人創作系サークル合同新歓」を主催していました――コミアカの公式キャラクター、小美亜佳子さんのコスプレをして。

このイベントは、私の所属する東京大学の「同人・創作系サークル」たちが一同に会し、即売会形式で新歓活動を行うイベントです。私は前述の通り、学祭で即売会を開催するサークル「コミックアカデミー実行委員会」の新歓担当だったので (学部4年なのに、どうして?)、このイベントの主催を任されることになりました。

このあたりの経緯は、私が 小美亜佳子さん・轍夜明さんが執筆した「2024年度『同人創作系サークル合同新歓』アフターレポート」に詳しく書かれているので、気が向いたら読んでみてください。

このイベント、2019年 (コロナ禍前ですね) の回を最後に、しばらくお休みしていて、ノウハウが失われていたり、会場の方針・予算が変わっていたり、色々難しいところがありました。実のところ、イベントの名前は変わっていないけれど、中身は全くの別物なんじゃないかとさえ思います。

さて、イベント自体は夕方からの開催だったのですが、こうしたイベントには、宣伝が欠かせません。もちろん、Twitter での宣伝はしっかりやったのですが、ここだけの話、コミアカの Twitter を見ている新入生って、そんなに多くはなくて…… ただ、参加サークルのみなさまも宣伝ツイートをしてくださったので、それを見て来てくれた人は多かったような気がします。まあ、そういうわけで、昼休みの学食前で、メガホンを持って、街宣・ビラ配り活動をすることに……

一応、何日か前からビラ配りはしていたのですが、4月15日 (イベント当日) は、今年度初めての対面授業日。今までとは全く違う人出に圧倒されました。しかも、カココスで人前に出るのはこの日が初めて。五月祭や駒場祭などで、構内でコスプレをしたことはありますが、あれはいわば「ハレ」の日。今日は、ただの平日・授業日です。このキャンパスでコスプレしているのは、おそらく私ひとり。とっても心細かったです……

昼休みのビラ配りを終え、しばし休憩。(着替えるのが面倒だったので、コスプレのままで……) その後、会場へ向かい、準備をし、イベント本番となりました。

まあ色々ありましたが、サークルのみなさんにもご協力いただき、新入生もたくさん来てくれたので、このイベントは大成功! ということで、来年もこんな感じでできたらいいですね。

そうそう、小美亜佳子さんのコスプレは、毎度おなじみ国際単位系 (@Units_SI) が、夜なべして作ってくれました。本当にありがたい…… 超かわいい衣装で、着ていてとても楽しかったです。(詳しくは、国際単位系のnote記事も参照のこと。)

コミックアカデミー24 (5/18, 19)

ブースの様子 ブースの様子

はい、毎度おなじみ、コミアカです。4月の合同新歓と違って、今回はサークル側として参加しました。とはいえ、コミアカスタッフの仕事もすることになったわけですが……

調理風景 調理風景

maquinさんが作ってくれたカレー maquinさんが作ってくれたカレー

いつも通り、数日前になっても新譜ができていなかった秋山翠花。同じく新譜ができていなかった maquin さん・なぎこ さんと一緒に、限界作業合宿をしました。

maquin さんのお家にお泊りすることになり、カレーを作ってもらいました。まだ鍋がないらしく、フライパンで調理。「小学生のカレー」「アホのカレー」などと言われつつ、綺麗な手さばきで完成させていました。

ソーセージが異様に多かったり (欲張って業務用のやつを買ったのがよくなかった)、ちょっと味が濃かったりしましたが、美味しかったです。

その後、私は寝袋で寝てしまい (作業をしに来たのでは?)、ふたりは徹夜で作曲をしていたみたいです。妖精さんかも。

さて、そんなこんなで前日に。なぜか前日になってもCDの封入が終わっておらず、終了……

私はコミアカスタッフとして、前日の設営・資材運搬 (駒場→本郷) を手伝うことになっていたので、駒場でジャケットの裁断をしたあと、自分のサークルの資材とコミアカの資材を持って出発。本郷の会場 (本郷のスタッフが、設営をおおかた終わらせていました) に陣取って、CDの封入作業をしていました。最悪かもしれん。

CDの封入作業をするおれ CDの封入作業をするおれ

そもそも、即売会の直前に準備をするのが良くないという説がありますね。そんなことを言うと、同人作家全員に範囲攻撃をしてしまうことになりかねないので、言いませんけど……

でもさあ! せっかくだから、曲をたくさん入れたいですよね? という話があり、ギリギリまで作ってしまうのです。(罠で、単純にもっと早くから着手していれば、そんなことにはならないだろうねえ、という話があります。)

『ぼくが人間だったら』 『ぼくが人間だったら』

今回は、『ぼくが人間だったら』を頒布しました。「合成音声傷心シリーズ」とか書いてますけど、本当にそんな感じです。人間になって愛されたい、でも、ぼくが人間だったら、あなたには愛されていなかったんだろうなあ。人間になりたいと思うのは、あなたへの裏切りだ。そういう気持ちを歌にしたものが、表題作「ぼくが人間だったら」です。暗いですね。作曲者の根暗さが出ている感じがします。あまりお友だちにはなりたくないですね。

合成音声からマスターへの感情というのは、私が長年興味を持って創作してきたテーマで (なんだかアカデミアみたいな口調だ!)、例えば「スイッチを切って」や「アンドロイドは夢を見ない」などは、まさにそれにあたります。

一般論として、マスターが合成音声を愛してくれるのは、抱きしめてくれるのは、「好き」と言ってくれるのは、人間に向けてそうするのとは全然意味が違っていて、マスター自身は合成音声のことなんて何とも思っていない、せいぜいペットやぬいぐるみ程度の気持ちなんだろうなあという気がしています。一方の合成音声に関しては、「感情のない合成音声」というのを好む人もいるようですが、私は合成音声に感情があったほうが嬉しいと思っています。マスターが他人に向けたラブソングを、マスターに対して好意を持っている合成音声が歌うのって、かなり嬉しくないですか? マスターは合成音声の頭を撫でてくれるし、抱きしめて暖めてもくれるけれど、そこには人間に向けるような感情は全然なくて、恋愛なんてものでは決してなくて、マスターに好きな人ができたら一瞬で失われてしまう類の関係性であることを、合成音声が自覚していたら――自覚していてなお、マスターを受け入れていたら――嬉しくないですか? 私はその合成音声になりたいです。

……というのが、今回頒布したCD『ぼくが人間だったら』の背景にありました。(オタク語り開始、という感じで、良くない)

さて、今回は、逆たまごかけごはん史上初めて、即売会の1日目と2日目で、違うキャラクターのコスプレをしました。1日目は、コミアカ合同新歓と同じく、小美亜佳子さん。2日目は、いつもの初音ミクさんという感じです。

合同新歓では、コスプレしていたのは私ひとりでしたが、今回は、ちさとし (@cst_oshino)さんに轍夜明さん (コミアカ公式キャラのひとり) のコスプレをしてもらいました。今回も、前回と同じく、しーちゃん (国際単位系, @Units_SI) に衣装製作を依頼。色々あって夜なべで作業をしてくれたらしく、当日朝の本郷キャンパス (衣装を届けてくれたのです) ですやすや眠り込んでいるしーちゃんを見ることができて、よかったです。かわいい。

ちさとしさんは、今回が初めてのコスプレ。メイクや着替え、手伝うよ~ とは言ったものの、私も別の企画 (ピアノの演奏会) の準備があり、メイクの根幹部分はしーちゃんに丸投げするような形に (ごめんなさい……)。ちさとしさんはコミアカの企画開始までには戻らなければいけなかったので、時間の余裕もなく、うわ~~~という感じになっていました。けっきょく間に合ったので (しーちゃんのおかげ!) 良かったですが……

カコさんの肩を抱くアケさん カコさんの肩を抱くアケさん

え!? コスプレでカプ営業を!?

いちおう言い訳はあって、コスプレをしていると距離が近くなるというか、ハグとかしても大丈夫かな~みたいな気分になるので……あ、これ、何の言い訳にもなってませんね。終わった。

この日は、コミアカ運営の業務も多く、アケさんと一緒に受付に座ったり、委託の業務をしているアケさんを後ろから抱きしめたり、多岐にわたる (?) 活動を行いました。アケさんとたくさんイチャイチャすることができて、よかったです。

今回のコミアカでは、串野とぐ子がお手伝いに来てくれました。びっくりチキンやサングラス、横断歩道の押しボタンのミニチュア (!?) など、色々な玩具を持ってきてくれて、嬉しかったです。

それから、koki mizuta (すいかもんの公認公式絵師でおなじみ) も来てくれました。飲み物とお菓子の差し入れを置いて、すぐ帰ってしまったけれど……

Twitter のおともだちも、たくさん来てくれました。初対面の人とかいたし。確かに、即売会って会いに行きやすいですよね…… 会いに行ける妖精さん、やらせてもらってます。

あと、「『スーパードラゴンちせ19歳』を買いに来ました!」と言ってくれる人がいて、びっくりしました。ちょうど、コミアカのシフトで受付をしているところだったので、ここまで呼びに来てくれるなんて (?)、と、ちょっと感動してしまいました。ありがたいことです。ちせドラゴンってかわいいし、もっと色々な人に愛されてほしいですよね。

そうそう、串が、メモ帳にちせドラゴンを描いて渡してくれました。かわいすぎる。

ちせドラゴン (串作) ちせドラゴン (串作)

コミアカ1日目が終わったあと、カココスのまま (?)、装い愛好会のコンカフェに行ってきました。知り合いに会えたらラッキーだな~という気持ちで行ったのですが、担当になったキャストさんが普通に友達で、びっくりしました。コスプレのせいで、私が誰だかわからなかったらしく、私が名乗って初めて認識できたようだったので、面白いような嬉しいような、不思議な気持ちになりました。

コンカフェの入口付近 コンカフェの入口付近

コンカフェのあとは、合成音声愛好会でDJをしてきました。自分の好きな曲を繋げて流し続けたのですが、たくさんの人が来てくれて、しかもかなり好評で、嬉しかったです。またやりたいなあ。

コミアカ2日目は、いつものミクコスで登場。この日は、串野とぐ子としーちゃんの2人が手伝ってくれました。作曲研究会GCTでDJもしました。あと、図書館前で知らない人と記念撮影してきました。えへへ。

ねるーさんが「ハンドソープランド」という、石鹸作りの体験企画をやっていたので、遊びに行きました。子どもが長蛇の列を作っていて、すごかった。

(写真を撮り忘れてしまったのですが!) キャップ投げサークルのストラックアウトもやってきました。腕当てが邪魔で全然うまくいかなかったです! 参加賞の飴をもらって帰ってきました。

コミアカには、誰でも自由にイラスト (など) を描ける落描きコーナーがあるのですが、すいかもんがたくさんいて、嬉しかったです。

おくちが三角形のすいかもん。誰が描いたんだろう? おくちが三角形のすいかもん。誰が描いたんだろう?

DJすいかもん。まーしー作。 DJすいかもん。まーしー作。

泣き山すいか。ねるーさん作。 泣き山すいか。ねるーさん作。

五月祭終了後は、串野とぐ子・しーちゃん・私の3人で打ち上げに……

バーガーキング バーガーキング

逆たまの打ち上げがサイゼリヤじゃないのって、かなり珍しいかもしれない。

この後、東京駅まで串を送って、ハグをして、帰宅しました。串は別れ際にいつもハグをしてくれるから好き。

翌日から授業なのが信じられない! 助けてほしいです 助けて!

コミアカでもらった差し入れ コミアカでもらった差し入れです。たくさん貰ってしまった…… 美味しく食べます!

おまけ

後編の予告

近日公開予定の後編では、6月2日の「足立の一歩」と、8月11, 12日の「コミックマーケット104」の参加レポートを書く予定です! お楽しみに!

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